機材選びは楽しいね!■デジタルカメラ本体編
デジタルカメラグッズ情報

■デジタルカメラ本体編


★FinePixF30 (FUJIFILM) 現在の室内用&ちょっとしたお出かけ用メインカメラです。(出番多し。)

本体正面 動作時 背面 F30とF710
このカメラでの作例はこちらです。

・主な仕様

CCD:630万画素1/1.7型 スーパーCCDハニカム HR VI 原色フィルター
最大記録画素数:2848×2136ピクセル(610万画素)
メモリカード:xD-ピクチャーカード(2GBまで)、内蔵メモリー(約10MB)
レンズ:f=8.0mm〜24mmF2.8-5.0
(35mmフィルム換算:36mm〜108mm相当)3倍ズーム
最短撮影距離:標準:約60cm〜∞マクロ:[広角端]約5cm〜80cm,[望遠端]約30cm〜80cm
絞り:7枚羽根絞り、F2.8〜F8(10段) 1/3EVステップ
シャッタースピード: 15秒〜1/2000秒(メカニカルシャッター併用)
連写機能:最短約0.45秒間隔で連続3コマまで
露出補正:-2.0EV〜+2.0EV 1/3EVステップ
撮影感度:ISO100/200/400/800/1600/3200,AUTO(ISO100〜3200),AUTO400(100〜400),AUTO1600(100〜1600)
シーンポジション:ナチュラルフォト/高感度2枚撮り/人物/風景/スポーツ/夜景/花火/夕焼け/
スノー/ビーチ/水中/パーティー/美術館/花の接写/文字の撮影
露出制御:プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE
測光方式:TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
動画撮影:(640×480pixel)30フレーム/秒 AVI形式、Motion JPEG 音声付き(モノラル)、
ファインダー:なし
液晶モニター: 2.5型 TFTカラー液晶モニター 約23万画素 (視野率約100%)
本体外形寸法:W 92.7mm×H 56.7mm×D 27.8mm(突起部含まず)
本体質量:約155g(バッテリー、xD-ピクチャーカード含まず)
撮影時質量:約195g(付属バッテリー、xD-ピクチャーカード含む)
定価:オープンプライス 2006年5月27日発売 2007年11月購入

■F30購入の動機

中古でF710を手に入れてから、ハニカムSRのダイナミックレンジの広さとその写りがすっかり気に入ってしまい、
愛用しています。(デジタル一眼レフもハニカムSR PROのS5Proを使用してます。)

しかし、室内ではやはり増感を余儀なくされ、F710は感度もISO400ぐらいまでが限界かな?っていう感じです。
#じつは10月のハロウィンパーティで連れ合いがF710のISO400で撮った画像でもほとんどブレた画像でしたので・・・

そこで、F10発売時から注目していた高感度に強いシリーズが気になり出しました。
F10→F11→F30→F31fdと進化してきたシリーズですが、その後F40fdで高画素化して高感度画質が落ちました。
さらに2007年夏に発売されたF50fdではさらに1200万画素と高画素化して、高感度は他社のコンパクト機並な平凡な
画質となりがっかりしてました。

高感度で最高画質を誇るF31fdがいいんですが、これはもうほとんど在庫が無い状態で、ネット上では
プレミア価格っぽく値段が高騰しています。
そこで、よく調べたらF30の方がまだちょろちょろと在庫があるようで、しかもF31fdより1万円近く安い。
F30はF31fdと同等の高感度画質なんですよね〜。
F31fdで加わった機能の顔キレイナビやIrSimple対応は私にはあまり必要のない機能なので、F30で充分でした。
#あとF31fdは内蔵メモリが26MBになっているんですが、この容量では全く問題にならないし・・・

■F30購入記

じつは、10月のヨドバシのネット通販でF30が19,800円の15%ポイントだったのを買いそびれまして、
11月初旬頃まであったテレマルシェの512MBxDカード付き22,800円も買いそびれていました。(^_^;)

しかし、その後もテレマルシェをチェックしていたら32MBXdカード付き新品F30が22.800円限定5台の
F30の共同購入が11/15にあると予告がありました。
#同時にF31fdが29,800円で15台ありました。
#F31fdもありましたが、こちらは7000円高くさらに人気があるので、F30を最初から狙っていました。(^^ゞ

この共同購入というのは、販売時間が指定出来るシステムを使った販売方法で、実際共同購入をするわけでは
ありませんでした。
要は人気機種だったので、早い者勝ちということですね。
しかし代金はシステムの都合上、銀行振り込みのみでした。

私もこの共同購入に参加すべくそのときを待ちました。

事前にこのサイトでパソコンの時計を合わせて、10時0分0秒丁度にページ更新をクリックしたんですが、
一瞬、表示が遅くて不安でしたが、なんとか無事F30注文できました。
4番目でした。危なかった・・・

翌日、10時にテレマルシェから注文確定のメールが届き、早速、代金を振り込みました。
このとき、5年延長保証2,000円も同時に注文しましたので振り込み代金は24,800円でした。
そのまた翌日の昼前にはF30が自宅に届きました。

ということで、3ヶ月前のFinePixF710に続きFinePixF30も買っちゃいました!!(^^ゞ
ん〜、すっかりフジフイルム製ハニカムCCDのデジカメのファンになっちゃいました。(^^ゞ
#2007年1月にもS5Proも買っていますし・・・
#さらに12月にS6000fdも買っちゃいました。(^^ゞ

■メモリカード(xDピクチュアーカード)の購入
さて、F30はMタイプやHタイプのxDPictureCardが2GBまで問題なく使えるので、F710で使っていたオリンパス製
2GBのタイプHのxDカードを入れてみたところ無事に認識しました。
しかし、F710と共用すると画像ファイル名の連番がリセットされたりしてしまうので、F30専用のxDカードを購入しようと
思いました。

F30はJPEGのみで、RAW撮影は出来ないので、容量は1GBあれば充分だと判断しました。
タイプHはパソコンへの転送が速くて気に入っていたので、今回もタイプHの購入を考えました。
ネットで調べるとオリンパス製1GBが3千円台後半が相場のようです。
それもタイプHはどこも在庫が無かったりするところが多いみたいで、入手困難な状況のようでした。
しかし、よく調べてみると、ネットリサイクルショップで中古が売っていました〜。
そこにリサイクルショップはオリンパス製タイプHの1GBのxDカードが中古2,680円でした。しかも送料無料!
メモリカードは中古でもよっぽどのことがない限り普通に使えるので、そこで買うことにしました。
注文してから2日後にデジカメ本体が入りそうなたいそうな段ボール箱で送られてきました。
中身は小さなメモリカードなのに・・・まあ、送料無料だからいいか?
届いたxDカード(サムソン製造)も無事、F30、F710で使えました。

ちなみに1GBだとF30の場合、JPEGの6M-FINEで317枚保存出来ます。

それからこの機種は電池の持ちが異常にいいんで、予備バッテリーを買おうかどうか迷っています。
普通に使えば1回の充電で500枚くらい撮れます。

液晶モニターの保護シートは百円ショップで以前S5Pro用に買ったものを使いました。

■使ってみた感想。

F30を手に入れてみて、驚きました。
それはフラッシュの自動調光の秀逸さにでした。
いかにもフラッシュを使いましたという画像では無く、高感度を活かした、背景も明るく写る画像はとても実用的ですね。
このi-フラッシュは背景が暗くならないように高感度に設定され、手前の被写体はあまり顔がテカラない様に
かなり抑え気味の調光で、自然な感じに撮影出来ます。
#高感度時はフラッシュのガイドナンバーが上がったのと同じになりますからね〜
下手すると、D70に外付けスピードライトのバウンス撮影より自然な感じに撮れます。
一眼レフシステムでは最も優れたニコンのi-TTL-BL調光より上手い調光なんじゃあないかと思ったりします。
実際のところ、室内の人物撮影でこれほど綺麗に撮れるとは思いませんでした。
フジのコンパクト機が暗いところに強いのは高感度画質だけでなく、このi-フラッシュも大いに貢献しています。
#この調光は高感度に強くない他社のコンパクト機には真似出来ないことだと思います。
このように、F30はiフラッシュ機能があるので、調光性能が高く、フラッシュを焚いても比較的背景も明るく
良好な画像になるので、私は積極的にフラッシュは使用しています。
#この場合F30の感度設定はAUTOに設定しておくとより効果があります。

それと、iフラッシュと高感度2枚撮りとか素晴らしいです。
これは1度のシャッターでi-フラッシュありの画像とフラッシュなしの高感度で撮影した画像を2枚記録するモードです。
2枚撮影することで、暗い場面での失敗を防いでくれます。

F30は、もちろん、現行のコンパクト機やF710より高感度画質も優れています。
ISO400は全く問題の無い画質で常用出来ます。
ISO800でも2L判ぐらいのプリントなら問題なく使える画質です。
さすがに、ISO1600はやや画質の荒れが目立ちますが、それでもL判程度なら許容出来ます。
ただ、ISO1600では、やはりベタ〜っとしている感じは否めません。
特にモニター等倍で見るとなんだか写真と言うより絵に近い感じだと思いました。(^_^;)
ISO3200は、ん〜、ちょっと使えない感じかな?
まあ、緊急避難用として「撮れないよりましかな?」っていう時には使うかも?
#E5700の使えない画質のISO800よりましな感じがします。
F710の高感度に比べても明らかに1段半〜2段ぐらい優っています。
#今時のコンパクト機でISO400が使える画像の機種って少ないですからね〜。

しかし、F30のオートモードやナチュラルフォトモードで撮影すると感度がグングン上がって最高感度のISO3200に
設定されることもしばしばあり、これではやはり画質がイマイチになっちゃいます。
そこで、A/Sモード(絞り優先/シャッター速度優先)やMモード(所謂プログラムオート)にすると、
感度がISO100〜400の間で自動設定される「ISO400AUTO」やISO100〜1600に設定される「ISO1600AUTO」が
設定できるので、主にこのモードが使いやすそうです。
ただISO400AUTOではまだシャッター速度が遅くなったり、ISO1600AUTOでは画質が気になったりします。
#その点、F31fdはマニュアルモードで、ISO自動感度のAUTO800が追加されたのは、かなり羨ましいな〜。

ということで、私は個別に感度を設定したりしています。
でも人物撮影ではシーンモードの「人物」が以外と使えたりします。
実は、このモード感度がISO100〜800の間で自動設定されるんです。
つまり、F31fdのISO800AUTOと同じなんです。
しかも、他のモードでf-クロームとかのカラーモードに設定してあっても、このモードに切り替えるだけで、
カラーモードが人物にあったスタンダードに設定され、いちいち手動でカラーモードを変えずに済みます。

そのカラーモードですが、風景にあったベルビア調の「f-クローム」モードはS5ProのF2(フジクローム)モードに
非常に近い発色で気に入っています。(もちろんダイナミックレンジは大違いですが・・・)
このモードはちょっと青っぽいですが、青空の発色は抜群にいいです。
風景が色鮮やかに撮れます。私は風景撮りにはこのモードに常時設定しています。
F710にもf-クロームモードがありましたが、撮り比べると、両者の発色はちょっと違います。
F710の方はちょっと緑がかります。
個人的にはF30のf-クロームモードの発色の方が好みですね〜。
いかにもこってりとしたフジの発色って言う感じです。

レンズはやはり高輝度なところで、色収差が出ます。
歪曲収差はそこそこに抑えられています。
中心部の解像度はかなり高いような気がします?
逆光時はややフレアやゴーストが入りやすい感じなので、ハレギリもしっかりしたほうがよさそうです。
絞り羽根は近頃のコンパクト機には珍しい本格的な6枚の虹彩絞りが採用されていて、
光源を撮影すると、しっかり6本の光芒が発生します。夜景等ではこれがまた、効果的かも?

それからF30は計算してみたら、回折限界値がF8なんです。
従って、絞り優先モード等でF8付近だと若干、小絞りボケが発生するかもしれませんね。
出来れば絞り込んでも余裕を見てF5.6やF6.3ぐらいに抑えておくのがいいかもしれません。

マクロモードはイマイチ寄り切れない印象があります。
デジタル一眼レフカメラでは回折現象もあって絞りにくいといこともあり、小さなCCDのコンパクト機は被写界深度の深い
画像がそれに比べて撮りやすいことを活かして、私は絞り気味に風景とか撮っています。
一眼レフのような背景のボカしたマクロもいいですが、背景までしっかりピントが来ているワイドマクロも楽しいですよ〜。

ところで、F30は人物の顔が暗くならないように標準露出で0.3EVほど明るめな感じなんです。
従って、シロトビするケースもあります。
そこで、風景などは-0.3〜-0.7EVの露出補正を基準にすると適正露出になりやすいです。
F31fdは顔認識機能が働いて、顔はかなり適正露出に設定されるので、F30より-0.3EV程露出基準が下がって、
適正露出になりやすいようです。
#まあ、つまりは、露出精度がやや上がったということらしいです。
あと、F30では測光モードを「アベレージ(平均測光)」にすると比較的露出が当たるようです。

このF30はF710と違ってダイナミックレンジも狭いので、黒ツブレ白トビを恐れず、主要被写体に露出を合わせるのが
肝要かと思われます。

F30はJPEGのみの記録なんですが、輪郭強調がちょっとキツイ感じかな?
#姉妹機のS6000fdの様にシャープネスを3段階ぐらいに設定出来るとよかったのに・・・

F30はハニカム600万画素なので、内部では1200万画素で画像を構成し、カメラ内部でそれを600万画素分に
縮小しているようですね。

F30で夜景などを撮る場合、長秒露光が必要ですが、夜景モードで15秒の長秒露光が可能ですが、
このモードで夜景を撮ると明るくなりすぎて、シロトビすることもしばしばあります。
従って、露出補正が使えるA/SモードやMモードに仕方なくしますが、今度はこれらのモードでは最長シャッター速度が
4秒までという制限に引っかかってしまいます。
これを避けるために絞りを開け、さらに感度を上げざるを得ません。
本当は完全マニュアル露出モードがあれば、こんな苦労はしなくていいんですがね〜。

それから、動画の画質もなかなか良くて、最近では動画に強い名機MZ3の出番もすっかり無くなりました。

液晶モニターは2.5型23万画素で高精細で鮮やかに表示されます。
追随性が悪いと感じたら、メニュー内「セットアップ2」の「モニター表示」で「なめらか2」を選ぶと、フレームレートが
60fpsになり飛躍的に向上します。動体撮影にはこの設定がいいかも?
ただF710同様プレビューの画像がイマイチ信用ならないんですよね〜。
保存後の画像の閲覧には支障ないんですが・・・

F710は電池の持ちが悪くいつも2本の予備電池を持ち歩いていましたが、このF30は恐ろしいぐらい
電池の持ちがいいんですよね〜。500枚は平気で撮れてしまいます。
従って予備電池の必要性も感じないくらいです。
#充電も忘れるぐらいかも?
#さすがに、1回の満充電でD70の1000枚以上には及ばないですが・・・(^^ゞ

操作性はF710とほとんど同じといっていいくらいです。
ただ、F710にあったジョグダイヤル風のコマンドダイヤルがないので、その分、十字キーを使わざるを得ないのは、
やや操作性が劣るかな?

総合的に見るとこのF30は上手く設定すれば、非常にいい写りをしてくれます。
逆に言えば、オートだけの撮影ではまったくダメな事も多いかもしれません。
ちょっと手のかかる機種だと思います。
#まあ、そこが使いこなし甲斐のある機種の面白さなんですが・・・
#F710でも同じ事を感じましたが・・・
また、フジのメニューを含めて操作性はあまりよくありません。
初心者にはあまりおすすめ出来るカメラじゃあないかもしれませんね。

■F30と同シリーズのF10,F11,F31fdの仕様表比較
型番 FinePix F31fd FinePix F30 FinePix F11 FinePix F10
有効画素数 630万画素 630万画素 630万画素 630万画素
撮像素子 1/1.7型 スーパーCCDハニカムHR 原色フィルター採用 1/1.7型 スーパーCCDハニカムHR 原色フィルター採用 1/1.7型 スーパーCCDハニカムHR 原色フィルター採用 1/1.7型 スーパーCCDハニカムHR 原色フィルター採用
記録メディア 内蔵メモリー(約26MB)/xD-ピクチャーカード(16MB〜2GB) 内蔵メモリー(約10MB)/xD-ピクチャーカード(16MB〜2GB xD-ピクチャーカード(16MB〜1GB) xD-ピクチャーカード(16MB〜1GB)
記録方式 静止画 DCF準拠 DCF準拠 DCF準拠 DCF準拠
圧縮:Exif Ver.2.2 JPEG準拠/DPOF対応 圧縮:Exif Ver.2.2 JPEG準拠/DPOF対応 圧縮:Exif Ver.2.2 JPEG準拠/DPOF対応 圧縮:Exif Ver.2.2 JPEG準拠/DPOF対応
動画 DCF準拠(AVI形式、Motion JPEG) DCF準拠(AVI形式、Motion JPEG) DCF準拠(AVI形式、Motion JPEG) DCF準拠(AVI形式、Motion JPEG)
音声 WAVE形式、モノラル WAVE形式、モノラル WAVE形式、モノラル WAVE形式、モノラル
記録画素数 2848×2136ピクセル/3024×2016ピクセル〈3:2〉/2048×1536ピクセル/1600×1200ピクセル/640×480ピクセル 2848×2136ピクセル/3024×2016ピクセル〈3:2〉/2048×1536ピクセル/1600×1200ピクセル/640×480ピクセル 2848×2136ピクセル/3024×2016ピクセル〈3:2〉/2048×1536ピクセル/1600×1200ピクセル/640×480ピクセル 2848×2136ピクセル/3024×2016ピクセル〈3:2〉/2048×1536ピクセル/1600×1200ピクセル/640×480ピクセル
レンズ 名称 フジノン光学式3倍ズームレンズ フジノン光学式3倍ズームレンズ フジノン光学式3倍ズームレンズ フジノン光学式3倍ズームレンズ
焦点距離 f=8.0mm〜24.0mm f=8.0mm〜24.0mm f=8.0mm〜24.0mm f=8.0mm〜24.0mm
(35mmフィルム換算:36mm〜108mm相当) (35mmフィルム換算:36mm〜108mm相当) (35mmフィルム換算:36mm〜108mm相当) (35mmフィルム換算:36mm〜108mm相当
開放F値 F2.8〜F5 F2.8〜F5 F2.8〜F5 F2.8〜F5
デジタルズーム 最大約6.2倍(光学3倍と併用して最大約18.5倍) 最大約6.2倍(光学3倍と併用して最大約18.5倍) 最大約6.2倍(光学3倍と併用して最大18.5倍) 最大約6.2倍(光学3倍と併用して最大18.5倍)
絞り F2.8〜F8(最大10段) 1/3EVステップ F2.8〜F8(最大10段) 1/3EVステップ F2.8〜F8(最大10段) 1/3EVステップ F2.8〜F8(10段) 1/3EVステップ
撮影可能範囲 標準:約60cm〜∞ 標準:約60cm〜∞ 標準:約60cm〜∞ 標準:約60cm〜∞
マクロ:[広角]約5cm〜80cm、[望遠]約30cm〜80cm マクロ:[広角]約5cm〜80cm、[望遠]約30cm〜80cm マクロ:[広角]約5cm〜80cm、[望遠]約30cm〜80cm マクロ:[広角]約7.5cm〜80cm、[望遠]約30cm〜80cm
撮影感度 AUTO、ISO100/200/400/800/1600/3200 AUTO、ISO100/200/400/800/1600/3200 AUTO、ISO80/100/200/400/800/1600 AUTO、ISO80/100/200/400/800/1600
測光方式 TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ TTL64分割測光 マルチ/スポット/アベレージ
露出制御 プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE プログラムAE/シャッター優先AE/絞り優先AE プログラムAE
シーンポジション ナチュラルフォト/高感度2枚撮り/人物/風景/スポーツ/夜景/花火/夕焼け/スノー/ビーチ/水中/パーティー/美術館/花の接写/文字の撮影 ナチュラルフォト/高感度2枚撮り/人物/風景/スポーツ/夜景/花火/夕焼け/スノー/ビーチ/水中/パーティー/美術館/花の接写/文字の撮影 ナチュラルフォト/人物/風景/スポーツ/夜景 ナチュラルフォト/人物/風景/スポーツ/夜景
ブレ軽減モード
顔キレイナビ(顔検出機能)
露出補正 -2.0EV〜+2.0EV 1/3EVステップ -2.0EV〜+2.0EV 1/3EVステップ -2.0EV〜+2.0EV 1/3EVステップ -2.0EV〜+2.0EV 1/3EVステップ
シャッタースピード 15秒〜1/2000秒(メカニカルシャッター併用) 15秒〜1/2000秒(メカニカルシャッター併用) 15秒〜1/2000秒(メカニカルシャッター併用) 15秒〜1/2000秒(メカニカルシャッター併用)
連写 連写 最短約0.45秒間隔で連続3コマまで 最短約0.45秒間隔で連続3コマまで 最短約0.45秒間隔で連続3コマまで 最短約0.45秒間隔で連続3コマまで
サイクル連写 最短約0.45秒間隔で、シャッターを離した直前の3コマまで 最短約0.45秒間隔で、シャッターを離した直前の3コマまで 最短約0.45秒間隔で、シャッターを離した直前の3コマまで 最短約0.45秒間隔で、シャッターを離した直前の3コマまで
その他の連写 エンドレス連写(内蔵メモリーまたは記録メディア容量までの連続撮影:最短約1.5秒間隔) エンドレス連写(記録メディア容量までの連続撮影:最短約1.5秒間隔) 40コマ連写:最短約1.3秒間隔 40コマ連写:最短1.3秒間隔
オートブラケティング
フォーカス モード シングルAF/コンティニュアスAF シングルAF/コンティニュアスAF シングルAF/コンティニュアスAF シングルAF/コンティニュアスAF
AF方式 TTLコントラストAF、AF補助光付き TTLコントラストAF、AF補助光付き TTLコントラストAF、AF補助光付き TTLコントラストAF、AF補助光付き
AFフレーム選択 センター固定AF/オートエリアAF センター固定AF/オートエリアAF センター固定AF/オートエリアAF センター固定AF/オートエリアAF
ホワイトバランス シーン自動認識オート/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球)/カスタム シーン自動認識オート/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球)/カスタム シーン自動認識オート/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球)/カスタム シーン自動認識オート/プリセット(晴天/日陰/昼光色蛍光灯/昼白色蛍光灯/白色蛍光灯/電球)/カスタム
セルフタイマー 約10秒/約2秒 約10秒/約2秒 約10秒/約2秒 約10秒/約2秒
フラッシュ CCD調光によるオートフラッシュ CCD調光によるオートフラッシュ CCD調光によるオートフラッシュ CCD調光によるオートフラッシュ
撮影可能範囲(感度AUTO時) 撮影可能範囲(感度AUTO時) 撮影可能範囲(感度AUTO時) 撮影可能範囲(感度AUTO時)
広角:約30cm〜6.5m/望遠:約30cm〜3.5m 広角:約30cm〜6.5m/望遠:約30cm〜3.5m 広角:約30cm〜6.5m/望遠:約30cm〜4.0m 広角:約30cm〜6.5m/望遠:約30cm〜4.0m
フラッシュ発光モード オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ オート/赤目軽減/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目軽減+スローシンクロ
液晶モニター 2.5型 TFTカラー液晶モニター 2.5型 TFTカラー液晶モニター 2.5型 TFTカラー液晶モニター 2.5型 TFTカラー液晶モニター
約23万画素(視野率 約100%) 約23万画素(視野率 約100%) 約15.3万画素(視野率 約100%) 約11.5万画素(視野率 約100%)
動画 640×480ピクセル/320×240ピクセル 640×480ピクセル/320×240ピクセル 640×480ピクセル/320×240ピクセル 640×480ピクセル/320×240ピクセル
30フレーム/秒、音声付き(モノラル) 30フレーム/秒、音声付き(モノラル) 30フレーム/秒、音声付き(モノラル)、 30フレーム/秒、音声付き(モノラル)、
最長で標準記録時間まで連続記録可、撮影中のズームはできません 最長で標準記録時間まで連続記録可、撮影中のズームはできません 最長で標準記録時間まで連続記録可、撮影中のズームはできません 最長で標準記録時間まで連続記録可、撮影中のズームはできません
撮影時機能 顔キレイナビ機能、クイックショット、ベストフレーミング、コマNo.メモリー クイックショット、アシストウインドウ、ベストフレーミング、コマNo.メモリー クイックショット、アシストウインドウ、ベストフレーミング、コマNo.メモリー クイックショット、アシストウインドウ、ベストフレーミング、コマNo.メモリー
赤外線通信機能 対応規格 IrSimple/FIR
通信対象機器 IrSimple対応機器、およびPivi
再生時機能 顔キレイナビ機能、トリミング、画像回転、スライドショー、マルチ再生、日付再生、ボイスメモ トリミング、画像回転、オートプレイ、マルチ再生、日付再生、ボイスメモ トリミング、画像回転、オートプレイ、マルチ再生、日付再生、ボイスメモ トリミング、画像回転、オートプレイ、マルチ再生、日付再生、ボイスメモ
その他の機能 PictBridge対応、Exif Print対応、PRINT Image Matching II対応、言語設定(日/英)、世界時計(時差設定)、ファインピックス フォトモード PictBridge対応、Exif Print対応、PRINT Image Matching II対応、言語設定(日/英)、世界時計(時差設定)、ファインピックス フォトモード PictBridge対応、Exif Print対応、PRINT Image Matching II対応、言語設定(日/英)、世界時計(時差設定)、ファインピックス フォトモード PictBridge対応、Exif Print対応、PRINT Image Matching II対応、言語設定(日/英)、世界時計(時差設定)、ファインピックス フォトモード
入出力端子 ビデオ出力 NTSC/PAL方式(モノラル音声付き) NTSC/PAL方式(モノラル音声付き) NTSC/PAL方式(モノラル音声付き) NTSC/PAL方式(モノラル音声付き)
デジタル入出力 USB2.0 High-Speed USB2.0 High-Speed USB2.0 High-Speed USB2.0 High-Speed
DC入力端子 専用ACパワーアダプターAC-5VC(付属)/AC-5VX(別売) 専用ACパワーアダプターAC-5VC(付属)/AC-5VX(別売) 専用ACパワーアダプター AC-5VW(付属)/AC-5VX(別売) 専用ACパワーアダプター AC-5VW(付属)/AC-5VX(別売)
電源 充電式バッテリーNP-95(リチウムイオンタイプ)(付属) 充電式バッテリーNP-95(リチウムイオンタイプ)(付属) 充電式バッテリーNP-120(リチウムイオンタイプ)(付属) 充電式バッテリーNP-120(リチウムイオンタイプ)(付属)
寸法・質量 本体外形寸法 W 92.7mm×H 56.7mm×D 27.8mm(突起部含まず) W 92.7mm×H 56.7mm×D 27.8mm(突起部含まず) W 92.0mm×H 58.2mm×D 27.3mm(突起部含まず) W 92.0mm×H 58.2mm×D 27.3mm(突起部含まず)
本体質量 約155g(バッテリー、xD-ピクチャーカード含まず) 約155g(バッテリー、xD-ピクチャーカード含まず) 約155g(バッテリー、xD-ピクチャーカード含まず) 約155g(バッテリー、xD-ピクチャーカード含まず)
撮影時質量 約195g(付属バッテリー、xD-ピクチャーカード含む) 195g(付属バッテリー、xD-ピクチャーカード含む) 約200g(付属バッテリー、xD-ピクチャーカード含む) 約200g(付属バッテリー、xD-ピクチャーカード含む)
動作環境 温度 0℃〜40℃ 0℃〜40℃ 0℃〜40℃ 0℃〜40℃
湿度 80%以下(結露しないこと) 80%以下(結露しないこと) 80%以下(結露しないこと) 80%以下(結露しないこと)

リアルフォトエンジンと1/1.7型630万画素スーパーCCDハニカム HRを搭載した高感度に強いシリーズは
この4機種だと思います。(その他に同じCCDのFinePixS6000fdが高感度画質でF30と同等)

F10の先代に当たるのがFシリーズではスーパーCCDハニカムIV HR搭載のF810やE550ではないかと思います。
(F10のボディの形は正方画素搭載のF455の流れを汲んでいると思います。)
F10から搭載されたスーパーCCDハニカムV HRとリアルフォトエンジンはF810に比べて、圧倒的に高感度画質が
優れたFシリーズのフラッグシップ機として君臨してきました。

既に販売完了品になっているこれらの機種は今でもコンパクトデジタルカメラ史上高感度画質が最強と言われています。
F31fd以降に出たF40fd、F50fdは高画素化されたため高感度画質がかなり落ちた。
F40fdは830万画素化されF10に比べても若干高感度画質が落ち、機能もA/Sモードなどが省かれ、
オート専用機になりました。(シリーズ最初のF10もオート専用機でしたけど・・・)
そのF40fdの後継機種のF50fdはさらに1200万画素とより高画素化されてしまったために高感度での画質は他社の
高感度にちょっと強い機種並以下になってしまったようです。
このことからF40fdやF50fdはF31fdの後継機種ではないとまで言われています。

F10からF11での変更点
・絞り優先/シャッター速度優先モードが追加された。
・マクロ撮影で最短距離7.5cmから5cmとより寄れるようになった。
・液晶モニターが11.5万画素から15.3万画素になった。
・TTL分割測光が64分割から256分割になった。
・露出が1/3EV〜1/2EVぐらい明るめになった。(F30やS6000fdでもこの傾向。F31fdでF10と同じくらいに戻った)
・動画撮影時の感度がF10ではISO400相当だったが、F11ではISO800相当へとアップ
・AFスピードが若干向上

F11からF30での変更点

・CCDがスーパーCCDハニカムV HRからスーパーCCDハニカムVI HRに世代が新しくなっている。
・リアルフォトエンジンもIIとなり世代が新しくなり、より高感度画質がよくなった。
・ISO3200まで設定可能になった。
・液晶モニターが15.3万画素から23万画素になった。
・液晶モニターの表示がメニューの「なめらか2」の設定で60fps表示に対応になった。
・i-フラッシュ機能が搭載。
・マルチコネクターがなくなり、本体から直接充電ケーブルを挿す方式になった。
・露出補正ボタンが独立して付いた。
・バッテリー室部分にバッテリー用のストッパーが設けられた。
・15種類のシーンポジションを搭載。
・高感度2枚撮り機能も追加された。
・ブレ軽減モード搭載。
・ISO1600の超高感度での動画撮影機能を搭載。
・約10MBの内蔵メモリー搭載。
・エンドレス連写機能を追加。
・充電池がNP-120からNP-95に変更。撮影枚数は省電力化によりほぼ同等。
・本体サイズが幅と奥行きで若干大きくなった。重量がやや軽くなった。
・F11でレンズ真下だった三脚穴が、端に寄った。(改悪)
・金属製で回転式だったストラップ取り付け具は、ただの穴になった。(改悪)

■F30からF31fdでの変更点
・顔認識機能「顔キレイナビ」を搭載。
・本体メモリが約26MBに増えた。
・赤外線通信機能IrSimpleを搭載。
・ISO800AUTOの設定が可能。
・露出がやや(-0.3EV程度?)アンダーになり、シロトビが減った。

■スーパーCCDハニカムの世代(ハニカムCCDの歴史)

そもそもスーパーCCDハニカムとは?
CCDを蜂巣状の8角形にすることでCCD自体を45度傾けて、集光面積が広がり、高感度、低ノイズ、高ダイナミックレンジが可能とされています。
データを生成するにあたっては、格子状のデータに変換しますが、このとき実画素数の倍の画素の画像が生成されます。
これにより理論上では同一画素数の通常のベイヤー配列のCCDに比べ約1.4〜1.6倍ほどの実効画素数を得ることが出来るようです。
欠点としては斜め線でギザギザが出るなどがあります。

フジフイルムはデジカメ黎明期(1995〜1997頃までの35万画素世代)の1997年にClip-It DS-10で少し遅れて参入しました。
またFinePixシリーズは1998年3月発売のFinePix700から始まりました。この頃はまだ正方画素CCDを使っていました。
じつは、FinePix700の画像エンジンの一部は、現在の汎用現像ソフト「SilkyPix」シリーズで有名なあの
(株)市川ソフトラボラトリー
と共同開発していたんですよね。
1999年9月発売のFinePix1700Zは光学3倍ズームレンズを搭載し、かなりヒットした機種になりました。

自社開発のスーパーCCDハニカムをはじめて搭載した機種は2000年3月発売のFinePix4700Zでした。
この機種は、暗い室内でも明るく撮れ、肌色が良好だと当時評判になりました。
このときは高倍率ズームレンズを搭載し、通称「目玉親父」と呼ばれていたFinePix4900Z等も発売されました。
同時期にデジタル一眼レフカメラのS1Proも発売されました。ボディは今となってはレンズの制約の多いニコンの
銀塩カメラ「F60」ボディを流用したものでした。

第2世代と呼んでもいい330万画素機は2001年3月に発売されたFinePix6800Zからです。
2台目目玉親父のFinePix6900Zも発売されましたね。
その他にも工事現場用防塵防滴カメラのDS-270HDなどもあります。

2002年2月に発売されたFinePixF601から第3世代となり、フジフイルムも明確にCCD世代を表記するようになりました。
この世代では特に60Xシリーズがあり、Fシリーズの初代機種でもあるF601や高倍率ズーム機のSシリーズの元祖で
名機と称えられたS602、当時サンヨーのMZシリーズと肩を並べるデジカメ最高の動画性能をもったM603などかなり
バラエティに富む商品展開を行いました。
またF401も暗いところでも明るく撮れると評判になり、大ヒット機になりました。
またこのF401からいままで1/1.7型のみだったハニカムCCDは1/2.7型と小型化するのに成功しました。
この頃、ヨーロッパではハニカム機が倍の画素の表記で問題となりました。
それ以来フジは有効画素と記録画素を併記するようになりました。
デジタル一眼レフのS2Proはフジらしい発色が好評で、後発のSR素子に迫るダイナミックレンジを持っていました。
写真館でもよく使われていたカメラですね。ボディはレンズ制約のない「F80」ボディとなりました。
でも露出補正が1/2段刻みなのはこのボディのせいです。(^_^;)

第4世代はHRとSRという種類に分かれました。
HRは高画素素子で、SRは広ダイナミックレンジ素子として導入されました。
HRではFinePixF610やFinePixS7000が一気に600万画素という高画素化されました。
SRは当時のデジタル一眼レフカメラと同等の広いダイナミックレンジが実現可能なハニカムCCDで、
2003年9月発売のFinePixF700で初めて搭載されましたが、あまりにもマニアックで、筐体も横長で、
やや大きかった為あまり売れなかったようです。
その後、FinePixF710という同じCCDの機種も出ましたが、その後コンパクト機でSR素子を搭載したものは
発売されていません。(海外では高倍率ズーム機にSRを搭載したS20Proが発売されていました。)
素子サイズの大きなデジタル一眼レフカメラのS3ProやS5Proには今でも引き続き搭載されています。
現在は、このSR素子を積んだ後継コンパクト機種を望む声も一部で、高いようです。

第5世代には2005年3月に発売された名機F10が登場します。高感度でノイズを抑えた設計のこの世代のCCDに
リアルフォトエンジンという画像処理ソフトを組み込んだこの機種は、コンパクト機ではいままで考えられなかった
ISO1600を実現しています。ISO400は常用出来るくらいの画質を持っていました。
当時、他社のコンパクト機は高画素化競争が激しく、800万画素クラスでしのぎを削っていました。
高感度もISO400は設定出来る最高感度だったりしました。常用出来るのはISO100ぐらいで、ISO200でも
ノイズ多めという時代でした。
そのときにあえて高画素化を選ばず、驚愕の高感度画質をひっさげて登場したFinePixF10は賞賛の声で迎えられました。
フジフイルムは高感度により暗い所でも手ぶれ、被写体ブレに強いことを高らかに謳っていました。
高感度というばフジというイメージを与えた出来事でした。
その後、FinePixF10はFinePixF11とマイナーチェンジしていき、第6世代のFinePixF30、FinePixF31fdと進化していきます。
この世代のその他の機種ではより高画素化した900万画素のFinePixS9000や1/2.5型500万画素を搭載した
小型スタイリッシュなZシリーズもありました。
変わり種ではV10というカメラの液晶でゲームが出来る機種があったりもしました。

さて、その第6世代では上記の通りコンパクトデジカメ史上最も高感度画質が優れていると今でも言われている
FinePixF30、FinePixF31fd、FinePixS6000fdを生み出しました。
これらの機種は2007年夏以降販売完了品になりましたが、その後流通在庫処分の2万円前後という格安価格で出回り
かなり話題になりました。その後、F31fd等はネットオークションで次第に高値で取り引きされるようになりました。
このとき、改めて高感度画質の優れたこれらの機種が見直され始めています。
(今でも、これらの機種を求める人たちが多いようです。)
このころ、「顔キレイナビ」と言われる顔認識機能の搭載が始まりました。
その後、F31fdの後継と思われていた高画素化したFinePixF40fdが発売され、高感度画質が退化して、
評判を落としてしまいました。
この世代で隠れた名機は1/1.6型と大きいサイズのCCDを搭載したA800では無いでしょうか?
実売13,800円で長らく販売されていて、2008年始めには1万円を切った価格で投げ売りされていました。

2007年8月に発売されたFinePixF50fdで第7世代になっています。
このFinePixF50fdはさらに1200万画素と高画素化され、前機種のFinePixF40fdよりもさらに高感度の画質が
退化してしまいました。
F40fdの発売でがっかりした高感度に強い機種を望んでいた人々は、すっかり裏切られた形となってしまいました。
そのせいもあり、F50fdは発売当初かなり評判が悪かったようです。
機能的には顔認識も横側に反応するようになったり、確実に進化しているようです。
#結局、第7世代はこのF50fdしか発売されませんでした。
#国内工場を2007年秋に閉鎖し、すべて中国に生産施設を移しましたが、その影響なのでしょうか?

2008年には第8世代になって、コンパクト機のハニカム搭載機としては最大の2/3型のスーパーCCDハニカムを搭載した
S100FSが発売されました。
35mm換算28-400mmという今まで以上の高倍率化したズームレンズを搭載したS9000系の後継機種です。
S5Proのようにフィルムシミュレーション機能を搭載し、ダイナミックレンジ400%拡大を謳っています。
ネオ一眼タイプではようやく光学シフト式手ぶれ補正機能も搭載してきました。
#高倍率ズームレンズだけあって、ちょっと色収差が出るようですけど・・・
#それから、ネオ一眼という呼称は使わなくなったみたいですね。
翌月には、FinePix誕生10周年記念モデルとして「最高のF」と謳ったF100fdが発売されました。
S100FS同様ダイナミックレンジ400%とFシリーズではようやく35mm換算28mmの広角5倍ズームレンズを搭載してきました。
もちろんF50fd同様に手ぶれ補正機能を搭載し、F50fdで評判を落とした高感度時のノイズも「リアルフォトエンジンIII」に
進化させて、かなり低減させてきました。
#ISO1600ではF30・F31fdの方がやや低ノイズなようですけど・・・
顔検出機能もさらに進化させ360°の方向から検出出来るようになったようです。

ところで、第8世代の「売り文句」のひとつにダイナミックレンジ拡大がありますが、これはハニカムSRとは全く仕組みが
異なるようです。
ハニカムSRは小さいダイサイズにS素子とさらに小さいR素子を載せないとならないので、高画素化は難しいようで、
それに代わる方法としてハニカムHRで高ダイナミックレンジ化をはかる手段として、明部側をトバない露出で記録し、
暗部側を増感して持ち上げる方法をとっています。
そのため、ダイナミックレンジ拡大機能を使うと、感度はISO400まで上がるようです。
これは高感度に強いハニカムHRを利用した方式だと思います。
#個人的には、ダイナミックレンジ拡大ではSR方式の方が優れていると思いますけど・・・

さて、2009年2月についにハニカムSR以来の画期的なCCDが登場しました。
それは世代的にはハニカム第9世代に当たる「スーパーCCDハニカムEXR」です。
このEXRの搭載機F200EXRはF710の広ダイナミックレンジとF30の高感度画質、F100の高画素精細画像を
1台で実現しようとした画期的な機種です。
高画素と低ノイズ、広ダイナミックレンジという相反する課題を新たなカラーフィルターの配列により実現しました。
画素数は1200万画素ですが、斜めに隣り合ったR(赤)とB(青)カラーフィルターを2つを同じ色にして次の列をG(緑)だけに
したという配列です。
これにより、2画素混合して低ノイズを実現したり、片方の画素の露光時間を短くして擬似的にSRと同じような
働きをさせたりしています。
簡単に言えば画素混合ですが、それが新しい配列により偽色の少ない、クリアな画像を出力することが出来ます。
今までの画素混合では隣り合った画素のカラーフィルターは違う色になっていたので、どうしても偽色やノイズとして
表れてしまいましたが、この配列だとその弱点を解消することが出来ます。
またこの配列は正方画素では無理で、斜め画素配列のハニカム配列の優位さがより発揮されています。
画素混合を行わない場合は1200万画素の高画素な画像を出力出来ます。
その場合はダイナミックレンジ拡張は従来のF100fdと同等の画像処理が行われているようです。
画素混合時は600万画素となりますが、コンパクト機ではこのくらいの画素数でも充分なような気がします。
しかし、リアルな600万画素機の例えばF30などと比較するとややノイズは目立つのかもしれません。
ただし、ノイズリダクション処理はF30などと違いなるべく細部のディティールを残すような方向になったことが違いとして
表れているのかもしれません。
ダイナミックレンジはF710に近いくらいの広さがあるようで、コンパクト機としては群を抜いています。

さて、ハニカムCCDの高画素化もこの辺で一段落なのかな?
それからハニカムCCDは今後、FシリーズとSシリーズの一部にのみに搭載されていくのでしょうか?
世代別スーパーCCDハニカム搭載機種一覧
※国内発売機種のみ(携帯電話用組み込みカメラも除く)
・初代スーパーCCDハニカム
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePix4700Z 1/1.7型 2.4M 2000 3
FinePix40i 1/1.7型 2.4M 2000 7
FinePixS1Pro APS-C 3.4M 2000 7
FinePix4900Z 1/1.7型 2.4M 2000 9
FinePix4500 1/1.7型 2.4M 2000 10
FinePix4800Z 1/1.7型 2.4M 2001 6
FinePix50i 1/1.7型 2.4M 2001 6
※いずれの機種も明確な世代記載はない
・第2世代スーパーCCDハニカム
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePix6800Z 1/1.7型 3.3M 2001 3
FinePix6900Z 1/1.7型 3.3M 2001 3
FinePix4500plus 1/1.7型 2.2M 2002 2
DS-270HD 1/1.7型 2.2M 2002 2
※いずれの機種も明確な世代記載はない
 あえて独断で分類しています。
・スーパーCCDハニカムIII
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF601 1/1.7型 3.1M 2002 2
FinePixS602 1/1.7型 3.1M 2002 4
FinePixF401 1/2.7型 2.1M 2002 6
FinePixS2Pro APS-C 6.1M 2002 10
FinePixF402 1/2.7型 2.1M 2002 10
FinePixM603 1/1.7型 3.1M 2002 11
・スーパーCCDハニカムIV HR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF410 1/2.7型 3.1M 2003 3
FinePixA310 1/2.7型 3.1M 2003 4
FinePixS5000 1/2.7型 3.1M 2003 8
FinePix420 1/2.7型 3.1M 2003 11
FinePixS7000 1/1.7型 6.3M 2003 11
FinePixF610 1/1.7型 6.3M 2004 1
FinePixF810 1/1.7型 6.3M 2004 8
FinePixE510 1/2.5型 5.2M 2004 9
FinePixE550 1/1.7型 6.3M 2004 9
・スーパーCCDハニカム IV SR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF700 1/1.7型 3.1M 2003 9
FinePixF710 1/1.7型 3.1M 2004 3
・スーパーCCDハニカムV HR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF10 1/1.7型 6.3M 2005 3
FinePixZ1 1/2.5型 5.1M 2005 5
FinePixS9000 1/1.6型 9M 2005 8
FinePixS5200 1/2.5型 5.1M 2005 9
FinePixF11 1/1.7型 6.3M 2005 10
FinePixZ2 1/2.5型 5.1M 2005 11
FinePixA500 1/2.5型 5.1M 2006 2
FinePixV10 1/2.5型 5.1M 2006 3
FinePixZ3 1/2.5型 5.1M 2006 6
FinePixS9100 1/1.6型 9M 2006 9
FinePixA600 1/1.7型 6.2M 2006 11
FinePixA900 1/1.6型 9M 2007 6
※A900には明確な世代表記はないが恐らくS9000と同じCCDだと思います。
・スーパーCCDハニカムVI HR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF30 1/1.7型 6.3M 2006 5
FinePixS6000fd 1/1.7型 6.3M 2006 9
FinePixF31fd 1/1.7型 6.3M 2006 11
FinePixF40fd 1/1.6型 8.3M 2007 2
FinePixA610 1/2.5型 6.3M 2007 2
FinePixA800 1/1.6型 8.3M 2007 2
FinePixZ5fd 1/2.5型 6.3M 2007 4
※A610,A800、Z5fdには明確な世代表記はないが、A800はF40fdと同じCCDだと思います。
 A610とZ5fdは同じCCDだと思います。またこの世代に分類してよいと判断しました。
・スーパーCCDハニカムVII HR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF50fd 1/1.6型 12M 2007 8
・スーパーCCDハニカムVIII HR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixS100FS 2/3型 11M 2008 2
FinePixF100fd 1/1.6型 12M 2008 3
・スーパーCCDハニカムEXR
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixF200EXR 1/1.6型 12M 2009 2
・スーパーCCDハニカムSRII
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixS3Pro APS-C 6.3M 2004 11
・スーパーCCDハニカムSR Pro
機種名 CCDサイズ 画素数 発売年 発売月
FinePixS5Pro APS-C 6.3M 2007 1

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